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紙魚子の小部屋 パート2 plus はてな版 (2009年9月〜)

平凡な主婦の日常と非日常なおでかけ記録、テレビやラジオや読書の感想文、家族のスクープなどを書いています。

紙魚子(しみこ)のおでかけのあれこれ、ユニークな家族、節操のない読書、テレビやラジオの感想、お買い物などを書いています。

竜宮城への招待状

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 もう何日も前のことだけれど、Kちゃんの話を思い出したので。

 学校がお休みの日、自転車に乗ってお出かけしたKちゃん。お天気がよかったので、川沿いの道を気分良く走っていた。

 すると道の真ん中に大きな置き石があるのを発見!

「誰や、道の真ん中にこんなでかい石置くなんて!」と憤慨しつつ、自転車を降りて石をどけようとした彼女は、それが石のようでも石でないことを知る。田舎暮らしの方はすでにお気づきだと思うが、そう、カメが甲羅干しをしていたのだった。

 こんな道の真ん中で甲羅干しをして、バイクにでもひかれたらかわいそうだしと、よいしょとカメを持ち上げ、道ばたに移動させてあげた。そういえばH氏も一度、同じようにカメを危険地帯から移してあげたことがあったな。さすが親子、やることが一緒だ。(いや、もしかしたらH氏のときは、スッポンだったような記憶が。自分のキケンを顧みなかったのか?)

 ところが移動した草むらでゆっくりと頭を出したカメが、びっくりしたように頭を引っ込めているではないか!? 奇妙に思ったKちゃんは、もう一度カメの場所に引き返してみた。

 カメの移動先は、なんとイバラの茂みで、頭を出した途端に、気の毒なカメはイバラの刺でイタイ思いをしたのだ。まるでイバラの冠を被らされた磔になるキリスト状態だったのだ。

 あれあれと不運なカメを再度、柔らかい草のある道ばたに移動させるKちゃん。

 話を聞いて爆笑する私に「だってまさかそんなとこに、イバラがあるなんて、知らんやん!なんちゅー運悪いカメやねん!」

 ということで、いまだKちゃんに竜宮城への招待状は届いていない。もっとも川住まいのカメだから、海の竜宮城はどちらにしても無理だったけどね。