以前の「紙魚子の小部屋 パート2」はこちらhttp://blog.ap.teacup.com/tanukitei/から、 その前の「紙魚子の小部屋」はこちらhttp://ivory.ap.teacup.com/tanukitei/から。

紙魚子の小部屋 パート2 plus はてな版 (2009年9月〜)

平凡な主婦の日常と非日常なおでかけ記録、テレビやラジオや読書の感想文、家族のスクープなどを書いています。

紙魚子(しみこ)のおでかけのあれこれ、ユニークな家族、節操のない読書、テレビやラジオの感想、お買い物などを書いています。

雨の東寺 メインストリーム

以前の記事「紙魚子の小部屋」は下のリンク集から読めます。
 いよいよイケメンの帝釈天さまにお会いできる講堂へ。  講堂は東寺の中心に位置している。  室町時代の1486年に講堂は焼失したが、その5年後に再建を果たした。同時に焼けた金堂は桃山時代、南大門に至っては江戸時代にやっと再建されたのだから、講堂の再建がどれだけ最優先だったかがわかろうというものだ。  東寺は両界曼荼羅などで有名だが、タペストリーのような平面だけではなく、立体曼荼羅というものだってある。如来、菩薩、明王、天部の21尊の仏様たちを、仏の王、大日如来を中心にレイアウトされている。それは密教の神髄をよりわかりやすく、という弘法大師のおもいやりだ。  なかでも私のお気に入りは帝釈天さまだ。静謐の中で、ひたすらにりりしい。  当然とはいえ私にはさっぱりなんだけど、その重々しさ、神秘的な荘厳さ、圧倒的な迫力は感じられる。講堂も金堂も、来る度に「すげえ」としかいいようがない。何回目でもやっぱり「すげえ」だ。慣れるとか飽きるとかいうことが、まずない。  仏のひしめく講堂とはうってかわり、金堂のすごさは、日光・月光菩薩にはさまれた薬師如来の三体の仏様たちが、どかんどかんと存在感を放っていることだ。   そこにあるだけで、なんて素晴らしい。言うべき言葉がみつからない。