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紙魚子の小部屋 パート2 plus はてな版 (2009年9月〜)

平凡な主婦の日常と非日常なおでかけ記録、テレビやラジオや読書の感想文、家族のスクープなどを書いています。

紙魚子(しみこ)のおでかけのあれこれ、ユニークな家族、節操のない読書、テレビやラジオの感想、お買い物などを書いています。

突然、奈良。

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 今朝はかるく頭痛がしていたので、大人しく家にいようと思っていた。おばあちゃんをデイに送り出したら、午前中は寝込むつもり満々だった。

 が、めまいと肩こりの薬を服用したら、いつになく鮮やかすぎる効き具合で、あっさり元気になってしまった。9時には「Kちゃん駅まで送ったら、2階でしっかり寝込んでるしー」と弱音を吐いていたのが嘘の様に、その30分後には「奈良に行くわ!」とバタバタと出かける用意をし始めていた。

 目的は奈良国立博物館「當麻曼荼羅完成1250年記念 特別展 當麻寺 −極楽浄土へのあこがれ−」。先日、京博に行った時、博物館パスポートを買ったので、今回はこれが使える。

 Kちゃんを駅まで送ったついでに、私も車をパーキングに預けて同じ電車に乗り、京都で下車。近鉄に乗り換える。

 今回は奈良にステイできる時間が限られているので、極力博物館にいられる時間をとれるよう、奈良への道中の車内で、ちょっと早い簡単な昼食(駅構内で買ったパンとコーヒー)をとる。奈良駅から博物館までは、いつもなら歩き(所要時間15〜20分)だけど、今回はバス利用。これはかなりラクチンだった。

 たまたまバスの私の後の席に外国人のグループが座られて、わいわいと英会話で盛り上がっていた。

 窓から奈良公園を見て「あ、鹿がいるよ! ここの鹿はあんまり飼い主(?)からエサがもらえないそうだよ、観光客がエサをあげるからね。鹿にエサをあげることが、ここの売りなんだ。観光客は鹿にエサをあげられるのがうれしいんだ」みたいなことをおっしゃっていたような。

 なんせ英語だから、だいたいのニュアンスしかわからないけど、なんだか奈良通を気取っていた人がいた。ような気がする。

 しかしそういえば、私も昔、奈良公園で鹿にお弁当を横取りされたっけな。ヒッチコックの映画みたいに、わんさと鹿がやってきたから、お弁当を置いて逃げるしかなかったもんな。

 そんな昔の苦い思い出に浸っていたが、実際、奈良にいた時間は2時間ばかり。それでも博物館が空いていたこともあり、ゆったりと鑑賞できた。

 當麻曼荼羅とか中将姫とか来迎とか、私にとってはどうにも素通りできない企画展だったけど、大きな仏像をむき出しで360℃見られる展示や、飛鳥〜平安時代にかけての和める仏像の数々、絵巻に描かれた、まるでウルトラマンのような阿弥陀さまなど、様々な見応えがあって、たいへん楽しかった。やはり心にひっかかるものがある展覧会は、はずれない。行っとくものである。

 それでは明日から、またもや展覧会レポートが開始されます。