ひとすじなわではいかない(笑)
以前の記事「紙魚子の小部屋」は下のリンク集から読めます。
さて大阪市立美術館を出たあと、急いで天王寺の地下鉄に戻り、大国町で下車。四つ橋線に乗り換えて北加賀屋で下車。ネットでシュミレーションしたら、乗る車両まで書いてあったので、大助かり。おかげでスムーズに来れたじゃないか!と予定時間より早く来られたので、喜んで改札を出た。
平野蘭さんの桜の写真展、「雪月花・桜節季」に寄り道する時間的タイトロープな冒険に打って出たのだ。場所は北加賀屋駅から徒歩1分の不思議な一軒家『ク・ビレ邸』。
さて、と徒歩の地図に持ち替えると。・・・ああっ! ここは1番出口じゃないか! 地図には4番出口からの案内だったのだ!
こういう時は不案内な自分より、早々に地元の他人に聞くのが一番! ということで、駅員さんに尋ねてみた。これが大正解で。
アンパンマン似の駅員さんは、ものすごく丁寧に、親切に、かつフランクに道を教えてくださったあげく、反対の改札の駅員さんに連絡をとり、改札をとおしてくださって、4番出口までいかせてくださったのだった。ちょ〜親切な駅員さんに大感謝だ。
ちなみに駅員さんは、私がプリントアウトした『ク・ビレ邸』までのアクセスを2度丁寧に読み上げてくださった。『 壁画「ロバの家」に驚いてください!』というところでは、「驚くリアクション」をすべきだったか、いまも迷っている。大阪だし。
初対面で、いきなり長谷寺というディープな場所にご一緒した平野さんは、見た目も性格もとってもキュートな人。今回2回目の出会いでは「大阪展の最初のお客さんですよ!」とハグしていただいた。上品だけど可愛らしく、とても生き生きして、類を見ないほど邪気のない方なので、見ているだけで微笑ましい。
点数は少ないけど、見せ方が面白い。3点のクリスタルプリントされた桜の写真は本漆(!!)の艶やかに黒光りする額に収まっている。その前にうやうやしく置かれた玉手箱のような漆の箱の中には・・・。なんて贅沢な、おもてなし感あふれる展示!
贅沢な和の極致な見せ方を、アバンギャルドな、ある意味パンクな建物で展開させるとは! 面白すぎる企画になっている。
これから行かれる方のサプライズな楽しみを残しておかなくちゃいけないので、これ以上は説明しませんが、お近くまで行かれる方はぜひお立ち寄りください→アクセス
《展示詳細》黒本漆額装「桜三景」作品3点
LED光幻作品による桜、漆塗箱入作品ほか
【会 期】2013年11月15日(金)〜26日(火) ※休廊日:21日木曜
【時 間】15:00〜20:00
【料 金】無料