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紙魚子の小部屋 パート2 plus はてな版 (2009年9月〜)

平凡な主婦の日常と非日常なおでかけ記録、テレビやラジオや読書の感想文、家族のスクープなどを書いています。

紙魚子(しみこ)のおでかけのあれこれ、ユニークな家族、節操のない読書、テレビやラジオの感想、お買い物などを書いています。

現代の法然は?

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御招待券があったので、「法然上人八百回忌 特別展覧会『法然 生涯と美術』」に、なんとなく行ってみた。

 キャッチフレーズは「鎌倉仏教のトップランナー法然」。「『法然上人八百回忌』を機に開催する、法然に関する史上初の大回顧展! 数少ない法然ゆかりの品がほぼ一堂に!」・・・など。

 実はさほど興味があったわけではない。でも意外な発見があった。天皇から庶民、果ては遊女まで、ありとあらゆる人々を籠絡・・・いやいや感化せしめ、戒をさずけたたいへんなカリスマ僧侶であり、人当たりのソフトな博愛主義者である。

 それほどのカリスマだったからこそ、やたら理屈っぽくて救い難かったあの親鸞法然上人の元・弟子。浄土真宗の開祖)ですら、「法然上人を信じているから(もしその教えが間違っていても)地獄に堕ちたってかまわない」といわしめるほど心酔させたのだろう。とにかく法然というひとの、万人を心酔させる、ほとんど魔力に近いような人徳に驚く。もちろん「伝説」が入っているのを差し引いてもね。

 法然像や絵姿も残っているが、これがたいへんにいい。からだが、ひとまわりおおきくて、まるくて、ほのぼのしていて、「まぁまぁ、そんなカリカリせんでも・・・それよりお茶とお菓子でくつろぎまひょ」みたいな感じがする。私の中では、いつもニコニコして縁側でひなたぼっこ状態のひとだ、法然って。

 そしてこのルックスは、なにかに似ている・・・と考えて、思い至った。

 そうだ、法然って、「リラックマ」に似ている! 「リラックマ」は厚生労働省ゆとり創造月間のポスターにもなった、サンエックスで大人気のゆるいキャラクターだ。名言もたくさん残している。

 そんな風に、リラックマ法然上人が私の心の中で重なったので、今度は彼らを別々に即興でイメージしてみた。

☆だらら〜ん。のほほ〜ん(リラックマ

☆ただひたすらに念仏ですよ〜。念仏だけで往生できますから〜(法然上人)

 ほらほら、なんだか呼応するものが(あるような気がする)。

 いや〜、なんだか急に法然というひとに興味津々になってしまった。って、全然法然がどんな人か知ったわけじゃないのだけど。でも、これだけ人望があるんだから、ものすごくチャーミングな人だったに違いないです! リラックマが絶大な人気を誇っているみたいにね。

 「法然展」は、なかなかおもしろかったので、しゃべり足りない部分は、また明日にでも。