長谷寺をのぼる。
やっとカテゴリーが「神社仏閣」になった。丁度7月だし、キリもいい。
長谷寺の入口には、背の高い松の木が聳えていた。まるで長谷川等伯の「松林図」のように。
屋根部分が四角でなく丸い。なんとなく不思議な気がして写真に収めたのは、だからなのか(一週間たって気づく・汗)
前に見えるのは、仁王門。両側に阿吽の仁王様がいらっしゃる。
手水舎で水を出しているのは、ほぼ龍、たまに亀がほどんどだが、ここは亀だった。
杖の貸出しサービス(無料)もあります。もちろん私たちには無用の長物だ(といいつつも、借りようかと迷っていたりしたっけ・笑)
長谷寺では、ここの石段が一番険しかった。コケた人、一名。でも、無傷で被害もなくよかった。
長谷式の優雅な灯籠が下がる。向こうの暖簾のようなものに描かれた、知恵の輪みたいな輪っかふたつが長谷寺の寺紋だ。
龍や獅子の彫り物が、力強い。
ついに憧れの登廊!!
399段とはいえ、こんな優しい勾配の石段は初めてだ。観音様の慈悲を感じる。
道々で紫陽花たちに出会う。長谷寺は別名「花の寺」と呼ばれ、初夏のシャクヤクが有名だが、6月7月は、紫陽花の寺となる。
右手に折れるポイントまでたどり着いた。
次なる場所は文学ポイントだ。先ずは紀貫之。
そして小林一茶も。
ここにも、さまざまな色合いの紫陽花が美しく咲いていた。
頭上にも美しい緑が。
んん?? なんだこの洋梨みたいな小さい実は?
知っている方がいらっしゃったら、教えてくださいね。いまのところ「ロウバイ」が最有力候補だ。
ついに最後の一段を上り詰める。ネット上で見つけた長谷寺のお坊さんの記事によれば、400段を越えて観音様にお祈りする、つまり「死を越えて」やってくる、ということらしい。