夏空
以前の記事「紙魚子の小部屋」は下のリンク集から読めます。
ご苦労様にも休日出勤して、3時過ぎに帰宅したH氏が、洗濯物を取り込んだ後、「どっかいかへん?」と言い出した。
いい天気とはいえ、もうすぐ夕方やしなぁ。観光施設とか行っても、すぐ閉まる時間やし。苦し紛れに、
「風が強いし、琵琶湖の波打ち際で漂流物探すとか?」と言えば
「こんな暑いのに、砂浜歩くの?」
それもそうだなー。
「そや! ホテイアオイ取りにいこか?」とH氏が思いついて、秘密の場所へ行くことになった。H氏はバケツと西遊記の猪八戒(ちょはっかい:ブタの化け物)が持っている武器みたいな、潮干狩りに使うような巨大くまで(??)を、意気揚々と車に積み込む。さすが狩猟民族だ。
てんびんまつりの為、車両規制で回り道を余儀なくするも、田んぼの真ん中の川縁に到着する。
ホテイアオイは一個だけ発見した。それも熊手が届かない場所にあった(悲)
川縁をしばらく歩いたH氏であったが、残念ながらホテイアオイは見つからず、収穫ゼロで手ぶら撤退することに。
めぼしいものは見つからなかったが、H氏は「発砲スチロールに乗って川に浮かんでいた、ちゃっかりしたカモ」を発見、と喜んでいた。
彼がホテイアオイを探している間、私は夏空を激写する。