山伏問答でスタート。
山伏さん入場の前に、別の場所からやってきた山伏さんの一行と合流する儀式として、相手が本物の山伏かどうかを確認する作業、「山伏問答」がおこなわれる。
山伏の持ち物や身につけるものについて、修験者として知るべき知識を尋ねるテスト形式の問答だ。これによって同じ山伏といえど、同宗派かどうかも判明するらしい。
答者 「案内申す。案内申す。」
問者 「承け給う。承け給う。旅の行者、住山何れなりや。」
答者 「豊の国は求菩提の住。総本山聖護院宮門跡配下の先達にて候。」
問者 「本日、当道場に来山の儀は如何に。」
答者 「本日、当道場に於いて天下泰平、五穀成就祈願の採燈大護摩供ありとうけたまわり馳せ参ぜし者にて候。同行列座に加えられんことを請い申す。」
という問答から始まり、山伏とは修験道とは、という根本から結袈裟や錫杖などについて問われると、その名称はもちろん、詳細な説明や意味や役割まで、ことこまかにお答えになる。むろんそらんじて。尊敬の念を禁じ得ない。おかげで、一般の私たちにも、山伏や修験道についての諸々がわかるのだ。
無事、山伏テストをパスした一行は、採燈大護摩供に合流し、山伏さんたちの入場が始まる。
先頭は錫杖を持った全体のコーディネーターとおぼしき山伏さん。
旗手!?が続く。入場行進の定石どおり。
吹奏楽でいえばトランペットにあたる法螺貝を抱えた山伏さんたち。
おおっ! 貫禄のある女子!!が続く。
法螺貝の音が響き渡り、結界の中へ。魔を封じる鉈や弓を持つ方が続く。
最後に入場されたのは、もしかして山伏途上の修行中の方々なのだろうか? 耳なし芳一のように、経文?の書かれた衣を纏われていた。
私の目の前には、女子山伏さんの列!
上座?には座主さまとそのお付きの方々と、声明リーダー(リズム担当)らしき方。コンダクターのような役割の方かも、
はい、全員集合です。