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紙魚子の小部屋 パート2 plus はてな版 (2009年9月〜)

平凡な主婦の日常と非日常なおでかけ記録、テレビやラジオや読書の感想文、家族のスクープなどを書いています。

紙魚子(しみこ)のおでかけのあれこれ、ユニークな家族、節操のない読書、テレビやラジオの感想、お買い物などを書いています。

読書

木山捷平/著『山陰』を読む

話は前後するけれど7月末日はとんでもなく暑かった。とても冷房のない「たぬき亭」で過ごすことは出来ず、軽く冷房をかけた居間で読書をすることにした。 ずっと前にブックオフで100円で購入した『ちくま文学の森』シリーズの1冊『旅ゆけば物語』(単行…

町田で「本の雑誌」厄除け展。

『武相荘』のショップで絵はがきなどを購入した後、山を下りて下界に戻る。またしても徒歩で鶴川の駅まで戻った。バスの時間が中途半端だったのだ。今回は本当によく歩く。 歩道のアスファルトの隙間から生えていたタチアオイ。 鶴川駅から小田急小田原線二…

白洲さんのおうち

白洲正子さんがご存命の頃から『芸術新潮』などで一目置いていたので、ご逝去されたときには軽くショックだった。でも長らく寝たきりの末よりは、よかったかも。次郎さんやご友人たちと同じ場所に逝くのは、もしかしたら楽しみですらあったかもしれない。 し…

『結婚式のメンバー』

今日は読書会。テキストはマッカラーズの『結婚式のメンバー』。さあて、残り50pをがんばって読まなきゃ! って、当日の朝に50p残すなんて、無謀にもほどが。 www.shinchosha.co.jp それでも当日の朝に読むと、切羽詰まってるいるせいか、読書がカラダに…

出逢った頃はこんな日が来るとは思わずにいた♪

杏里の『オリビアを聴きながら』の一節が、本日のタイトルである。すでに何週間か前の話題になってしまうが、まさにこの歌詞のとおりのことが起こってしまった。 近江八幡にあった「イシオカ書店」にて、彼と私の出会いはあった。HPの店長日記で彼の本を紹介…

おひなさまとだるまちゃん

初めて娘に手伝ってもらい、お雛様を出した。仕事明けの6日、月曜日。たぶんこれが最初で最後の、娘とのお雛様を出す協同作業だ。 お昼からは、本屋さんに走る。職場の図書館でみた「MOE」3月号が、かこさとし特集で、しかもなんと、「だるまちゃんクリア…

立春に笑う。

3日の日付が変って4日、つまり「立春」になったのを見計らい、毎年の恒例行事、「立春大吉」のお札をつくる。 半紙を短冊に切り、墨汁を立春の水で少し薄め(本来は墨をするのだけど、生憎見当たらなかった)、「立春大吉」(厄除け)「鎮防火燭」(火伏)…

歳時記/冬

ときたま「歳時記」を読んでみたくなる。春夏秋冬、それぞれが1冊にまとめられた俳句の本だ。 ひととおり読んではいるけど、もちろん覚えているはずもない。季語別に並んだ俳句を、適当に開いたページを読んだり、季語から選んで読んだり。そのときどきで、…

星の王子チョコ、続報。

メリーチョコレートのHPで「星の王子さま」のラインナップを見ていたら、驚愕の一品を発見した。 昨年は「羊」をピックアップした、一番安い缶チョコに心打たれた私だったが、今年はミーハーな「星の王子さま脇役キャラ」プリントのペン缶を買った。とくに突…

「星の王子さま」にやられっぱなし。

バレンタインチョコのデパートの展示売り場には、今年もメリーズの「星の王子さま」シリーズがラインナップ! 催事場で「ひとり会議」を重ねた結果、小さなペンケースにもなるリーズナブルなの を買っちゃいました♡ (in 草津の近鉄百貨店催事場にて) marys…

読書会が閉じる。

本日はヤング読書会。そしていきなり最終回となる。 小学校のPTAサークルなので、母体の小学校がなくなるとなれば当然の成り行きなのだろうけど。今年の生徒募集が最後なので、小学校自体はあと6年間、卒業される学年の分だけ順繰りに人数を減らしつつも継…

順番を失敗。

私の家事のひとつに、H氏が出勤時に電車で読む本を選ぶ、というのがある。 先日、これは絶対盤石!という松岡正剛/著『日本数寄』を渡したら、予想以上に早い読了。 www.chikumashobo.co.jp 次に穂村弘さんの『蚊がいる』を渡したら、1日で読了。 蚊がいる…

ブックランドフレンズでお買い上げ。

気になる漫画やコミックエッセイは、つい。 『おまつり万歳』はわが家ではKちゃんごひいきでおなじみ、たかぎなおこ先生の本。秋田県は「横手のかまくら祭」とか、山口県の「柳井金魚ちょうちん祭り」とか、かわいすぎる♡ 秋田の「犬っコ祭り」は犬好きの人…

三月書房で大興奮。

ところで三月書房って、どんな本屋さんなのかといえば、玄人筋も東京から新幹線で通うというウワサのある、たいへん濃い本屋さんだ。生物学者の福岡伸一先生がアツく語ってくださっているので、ご興味がある方は、こちらを↓ www.mishimaga.com 私はこれで3…

烏丸御池〜寺町通りまで

家の用事も気になるけど、今月中には三月書房に行かねば!と決意していたので、えいやっと京都へ。さいわいKちゃんが午後3時くらいまでは在宅しているので、あと(洗濯物や布団のとりこみ)をお願いして。 京都駅改札前のおしゃれな雑貨店で、まずクリスマ…

古本市と映画「この世界の片隅に」

お昼前に読書会主催の古本市(近江八幡図書館2F/12月4日(日)まで)に行き、会員の方々の提供された、かつての蔵書の一部を拝見できて、興味深く楽しいひととき。さすがな品揃え。歓待していただいた上、100円で美味しい珈琲(お菓子付き)もいただ…

ヤング読書会「君の名は。」

今日はヤング読書会。テキストは「小説・君の名は」。もろ映画ノベライズな書き方だったので、どうしても読み進む事ができなかった。 いろいろ考えた末、最後の手段をつかい、ズルしてネットでネタバレあらすじを読んでしまう。これは映画みてから読むべき本…

本屋さんに発注

先頃創刊された雑誌「ヒトハコ」を本屋さんで注文したら、「すでに完売されていて、12月に増刷されるそうです」とのこと。「一箱古本市」が、そんなにすごいことになっていたとは。ということで、しばらく待機。 まだこの「一箱古本市」というシステムが始…

「マンガのDNA」

くもり、ときどき雨。ついに冷蔵庫の食料が尽きつつあるので、スーパー丸善に買い出し。大量の食料品と、となりの「本のがんこ堂」で『マンガのDNA』を購入。山岸凉子×よしながふみというドリーム対談がお目当てだけど、内容が恐ろしく豪華絢爛です! マンガ…

読書会「しゃぼんだま」、ほか。

今週はイレギュラーな用事が2日入って、バタバタ。おかげでおとといの夜は、夜中の3時まで読書会の下準備をし、昨日本番。課題本の「しゃぼん玉」、筋立 てはシンプルながら、さすがは作者・乃南アサさんの力量で、盛り上がった読書会でした。帰宅後は爆睡…

「火花」

いちい読書会。 またもや又吉さんの「火花」。2回目を読もうと思いつつ、3日間ダウンしてついに断念(悲) 前回読んだ(2ヶ月前?)記憶だけを頼りに挑んだけど、他の方の感想を聴くうちに、どんどん感想が膨らんで来て(笑) しかも前回とは感想も盛り上…

信じがたい訃報

漫画家の吉野朔実さんが4月にご逝去されていたことを、本日知った。 若い頃(80年代)は、彼女の漫画を心の支えにしていたこともあり、かなり動揺中、かつがっくりと脱力中。 絵柄はもちろん、ストーリーもネームも美し過ぎる。こっそりお茶目で、ヘビー…

苦あれば楽あり。

今日はシニア読書会。 テキストは湊かなえさんの「母性」。どんどん心が暗くなり、何度も挫折しかけた(読みやすい文章なのに)。「告白」のトラウマもあるので、救いようのないラストだったらどうしようと、リタイアを考えたことも一度や二度ではない(汗)…

合同読書会

毎年の11月の(私的ビッグ?)イベントが終了した。子どもたちの母校のPTA活動の一環である読書会と、そのOBによる読書会が、合同で行う読書会である。ぐっと年齢層に幅ができるので、読み方や意見にも幅ができ、いつもとはまた違う豊かさがある。 双方に…

東村アキコ「かくかくしかじか」を読む。

「浦沢直樹の漫勉〜東村アキコ〜」というのを見た。9月の末くらいにあった番組を撮っておいたのを、10月上旬になって、やっと観たのだ。 「浦沢直樹の漫勉」という番組は、ひとりの漫画家さんの仕事の現場に密着取材し、その録画映像を浦沢さんが取材され…

読書会「流れる」

9月11日はヤング読書会。テキストは幸田文『流れる』。 なんと初・幸田文さん。読みたい読みたいと思いつつ、放置していたのだ。で、これがもう、面白いのなんの! ひと昔前の小説だけど、主人公の価値観や生き方、ものの見方の賢明さに、蒙をひらかれる思い…

読書会「舟を編む」(9/8)

昨日は読書会のテキスト、三浦しをん著『舟を編む』を再再読。珍しく精読した。「情熱には情熱で応える」のだ。う〜〜ん、よく出来ている。 次のページをめくるとさっと場面転換されているとか、時間が一気にすすんでいるとか。編集さんのセンスや力量も含め…

本日の新聞ブックレビュー

この日の「京都新聞」のブックレビューが個人的に充実していて、なかなか濃かったので、覚え書きとして。 爆笑問題の相変わらずの爆笑時事ネタトーク。太田光が執筆する時事ネタ漫才。今回は2009年から震災を挟んた2015年までの6年分。 息子Tくんがウチにい…

「テロリストのパラソル」

台風が近づいているけど、本格的に嵐になるのは夕方かららしいので、読書会へ。相変わらず出発ギリギリまでかかって読了し、しっかりチコクながら参加できた。 テキストは藤原伊織・著『テロリストのパラソル』。チャンドラーを和製にしてたしかな描写力で読…

「ふがいない僕は空を見た」

出た当初から評判だったしタイトルが気にはなっていたけど、読むことも無くスルーしていた。 それがやっと手にすることになり、今日読了。来週の読書会の課題本で、しかも先週まさかの病欠をなんとか大チコクに持っていったものの、当番を変ってもらったので…