以前の「紙魚子の小部屋 パート2」はこちらhttp://blog.ap.teacup.com/tanukitei/から、 その前の「紙魚子の小部屋」はこちらhttp://ivory.ap.teacup.com/tanukitei/から。

紙魚子の小部屋 パート2 plus はてな版 (2009年9月〜)

平凡な主婦の日常と非日常なおでかけ記録、テレビやラジオや読書の感想文、家族のスクープなどを書いています。

紙魚子(しみこ)のおでかけのあれこれ、ユニークな家族、節操のない読書、テレビやラジオの感想、お買い物などを書いています。

建築

箱木千年家・主家の内覧

もう少し補足情報として、ウィキペディアを参照してみました↓ この建物は、1967年(昭和42年)に国の重要文化財に指定された。 なんとその後の1977年(昭和52年)までは、実際に住居として使用されていたという。しかし、呑吐ダムの建設により旧所在地が水没…

箱木千年家・主家(おもや)外観

先ず外観をじっくり。 藁葺き屋根が大きい〜! 厚みもハンパない! 本にあったとおり軒先が低いけど、私はしゃがまずに入れました! こういうときは、小さくて便利。 壁の下には、角とところどころに足先くらいの石が、土壁に半分塗り込められて、かませて(…

箱木千年家・入口

バスを降りて目的地に向かう。 いちおう観光地なので、案内看板は設置されている。 「日本建築集中講義」で山口さんが気にしていた巨大タヌキがお出迎えだ。 そのバックのおうちが受付兼、土産物??売り場。土産といっても簡単な木工品や小さな信楽狸などで…

箱木千年家へ!

そんな近場での寄り道に、何日もかけて書いているのに、まだ3月のおでかけは続く(汗) 31日にも、「青春18キップがあるうちに!」と兵庫県まで出向いたのだ。ずっと見たいものがあったから。 そもそもは「日本建築集中講義」という本から始まった。建…

教会ふたつ。

お昼ご飯は商店街のはずれの、行列で肉まんを買う行列ができていた中華料理店へ。お昼のランチに「八宝菜弁当」というのがあったので、それを注文する。 出てきたお弁当の八宝菜は、きれいに油が回って、魚介類もうっとりするほど美味しく、大当たり! つい…

春の神戸へ

神戸といえば、私は「三ノ宮」で下車するのだけど、この日は神戸駅で下車。「メリケンパーク」や「旧居留地」に行く訳では無い。 目的地は「神戸中央郵便局」だ。そこで「風景印」を押していただく。左側のです。ポートタワーと神戸港と異人館と錨山のデザイ…

銀座に繰り出す。

宿に戻ってネクターを飲み、荷物を整理し、ちょっとゆっくりしたら、疲れも取れて来た。まだ5時前だし、宿にいるのももったいないなあ。 時間があれば行きたい場所のオプションとして、「和光ビル」に行きたかったっけ。北村薫さんの小説「鷺と雪」のなかで…

日本でガウディ体験

もう、ここはバルセロナにしか思えない。 だから空だって、バルセロナの青い空にしか見えない。 こんな立体のコケシのようなタイルの隣に、よくよくみれば、サンリオのようなファンシー柄のタイルがあったりして、なにがなんだか(笑) いい意味でカオス。 …

もう一度1階へ

このお屋敷は、なんだかとてもフェミニンな印象を受ける。こちらのサロンはまた格別に乙女。 ピンクの壁紙に、天井の漆喰をこて絵の唐草模様にしちゃうなんて。お洒落な職人業だ。シャンデリアも繊細。 壁いっぱいに取られた窓が心地いい。窓から落ちる日だ…

2階から

重厚なのに清々しいデザイン。床の寄せ木も、なにげなく凝っている。 かわいらしいシャンデリア。シャンでリアには「ゴージャス」という形容詞がつくのが普通なのだけれど、これだけのお屋敷でこういうの、観たことがない。 お屋敷に付きもののマントルピー…

まるでイングランドのお屋敷

今入って来た扉を振り返る。 内側からみても装飾がハンパない。 大理石の柱も重厚で、贅の極みを尽くしてある。 照明デザインも、様々。江戸情緒を残す唐草模様ってこれね。和風の情緒というよりは、むしろ西洋風になじんでいる。 折り返しの壁には、細長い…

前田邸・洋館

そうなのだ、「和館」があるということは、当然「洋館」もある、ということだ。 ここでは海外生活も長く、文化人で国際人でもあった前田侯爵の私設迎賓館として、海外からの要人の来賓をもてなしたのだとか。 アーチ型玄関ポーチは、ヴォーリズ建築好きには…

前田邸・和館

元・加賀藩主であり、明治になってからは侯爵となった前田家の前田利為(としなり)邸。いかにも武士らしく剛胆ですっきりとした佇まいだ。 そんな和のおうちなのに、灯りはコレ。やはり明治という時代の為せる業か。あ、調べてみたら、これは昭和初期の建物…

目的地は日本近代文学館、だったはず。

本日の予定は「日本近代文学館」の併設カフェ「BUNDAN」にてランチのあと、「日本民芸館」に行くというスケジュールだった。 ということで、「日本近代文学館」へ行こうと思ったのだが・・・。予想していた「道案内→」の看板が駅前に見当たらない(汗) うー…

お茶室で「マッサン」再び

「橡の木茶屋」では林先生から、山荘を作った加賀正太郎と、夏目漱石の関係についての話を聴いた。夏目漱石に山荘の名前をつけてくれるよう、お願いしたらしいのだ。漱石は20個ほど候補をあげ、加賀さんに送ったらしい。ところが加賀さんはすべて却下して…

雨の中、「橡(とち)の木茶屋」へ。

宝積寺の途中から、雨が本降りになりだした。晴れ男・晴れ女の押さえもここまでだった。天気予報どおりでもある。 次の大山崎山荘まで、最初は下り坂が続くが山道らしいあやうい足元なので、膝が万全ではない私には下りなりの辛さも。下りがあると思えば、次…

聴竹居 玄関

最後になってしまった「玄関」。ここは家に入って最初に目にする場所なので、藤井さんはホッとするような場所を目指したような気がする。他の部屋より、デザインもリズミカルで可愛いみたい。 まず外側から。 (写真は、とんぼの本『聴竹居』平凡社 より 以…

聴竹居 客間

応接間というと、ソファのセットやシャンデリアや高級洋酒のボトルが飾られた飾り棚のある、家の中でもゴージャスな部屋を思い浮かべてしまう。 私の子どもの頃はちょうど高度経済成長のまっただ中だったので、応接間をつくるのが大流行りだった。そのときの…

聴竹居 食堂&台所

居心地よく暮らすための細かな工夫は多彩にあるけれど、デザイン的にはシンプルシックな聴竹居の中で、ひときわ大胆で斬新な意匠が見られるのが「食堂」、ダイニングルームである。 どこがっていうのは、一目瞭然。下の写真は食堂から居間を見た所。入口と対…

聴竹居 読書室

藤井さんが心血を注いだのは居間や縁側だと思うのだけど、私とれんくみさんが一番盛り上がったのは、読書室(勉強部屋)だ。藤井さんにはお嬢さんがふたりいらっしゃったので、ふたつの勉強机が縁側に向かって並び、お父さんの藤井さんの机も、少し離れた窓…

聴竹居の居間と縁側

さすが建築体温の高い集団なので、入った早々、みなさん顔を輝かせて熱心な観察に余念がない。林先生は興奮さめやらない一同を満足げに眺めつつも、まずは説明ということで、ひとくぎりしてから一旦居間に集合をかける。 写真は撮り放題なんだけど、ネットに…

ついに聴竹居!

このツアーのタイトルは「錦秋の旅」だったが、滋賀県よりは紅葉が遅れているようで、残念ながらモミジはなかば青い。 山の中に入って行くので、階段を上がったり、坂道をのぼったり、途中なかなかキツイ場所もあった。が、まだ雨は降っていなかったので、な…

妙喜庵/待庵 (続)

仏間の書院からつづく庭に面した縁側が、ゆったりひろびろで、ここにいるとうっかりのんびりしてしまいそう。庇も長い。長い縁側の先にも、一段低く小振りな縁側も付いていたので、よけいに広く感じたのかも。 縁側を降りて、用意されているツッカケをはき5…

妙喜庵/待庵

当日、電車で傘の忘れ物をするというアクシデントがあったものの、降車駅ですばやく対処したので戻って来る確率は高そう。いまのところ曇りなので、傘の出番はない。そしてなんと傘の他にポンチョも持って来ているという、セーフティネットが万全なふたり(…

ハイグレードなウォークツアー!

夏の終わり頃、日本の名建築の写真集を図書館で借りて見た。富士屋ホテルやレイモンペイネ美術館など、気になる建物いくつかの中で、近場な物件も発見した。何度も行った京都の山崎にある物件である。 「聴竹居」という、藤井厚二さんという昭和の建築家さん…

宝厳院

次は同じく嵐山の宝厳院 本堂・書院(ほうごんいん ほんどう しょいん)だ。「巨岩と緑が織りなす庭園 数寄屋建築の美」という副題がついているので、メインはお庭と建物。 宝厳院は天龍寺の塔頭寺院。天龍寺、そういえば去年の梅雨頃行ったな。なつかしー。…

環翠庵

「環翠庵」外観。素人目には、普通の茶亭にみえる。 お茶席でよく見かける石。 これは「関守石」というそうだ。「ここから先は入らないように」という印らしい。 小さな茶室への入口、「にじり口」の前から、振り返ってみた風景。 非公開らしい内部も、この…

「見るな」の部屋でお茶をする。

それでも腐ってもお屋敷(腐ってはないが)、庭は7つ、蔵は3つ、お風呂は5つ、トイレはお坊さん専用という特殊なのも含め、5つもある。トイレは二つあると便利だが、5つもあると掃除が大変だろう。と、余計な所で心配になる。 ちなみに下のグッズは、昭…

豪商のお屋敷探検

9月6日には午後より、夫の同僚の方のおうち見学。 ん? おうち? 縁側からこんなお庭が見えるお宅を「おうち」? さらに、こんな照明器具があるのに「おうち」? もっと言えば、こんなに立派な古井戸のある邸宅を「おうち」? こんな太い梁のある屋根裏の…

二葉館の和室

和室は貞奴のお着物や鏡台や文机などもあったのに、なぜか一番のお気に入りがこれ↓ 衝立にこんな絵って、見たこと無い! 絵の中の少年に、いたく心を動かされる。(どちらもピンぼけですみません・汗) あとはひたすら灯りばかり撮っている。 和の女性っぽい…