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紙魚子の小部屋 パート2 plus はてな版 (2009年9月〜)

平凡な主婦の日常と非日常なおでかけ記録、テレビやラジオや読書の感想文、家族のスクープなどを書いています。

紙魚子(しみこ)のおでかけのあれこれ、ユニークな家族、節操のない読書、テレビやラジオの感想、お買い物などを書いています。

2013-01-01から1年間の記事一覧

京都は人口密度、高し。

京都市立美術館で「竹内栖鳳(たけうちせいほう)展 近代日本画の巨人」と京都国立近代美術館の「皇室の名品 ―近代日本美術の粋」をハシゴしてきた。 しかし、紅葉シーズン、修学旅行シーズン、古都の紅葉パックツアー、グループなかよし旅行団などなどで、…

映画館ゆき

大学1回生の娘、Kちゃんを駅まで送ったときのこと。 バックシートでわーわー大騒ぎしていた娘。何事かと訪ねたら「画期的なバスの表示や!」 おお! たしかに!! 洋画雑誌のタイトルみたいな行き先じゃないですか。 「大日本スクリーン製造株式会社」ゆき…

猫の手

11月の内にしておいた方がいい事がいくつもあるのに、なかなか手を付けられず。11月初めにたてた大掃除前倒し計画も、しばらく頓挫している。 そんな状態の11月のうららかな絶好のお掃除日和にもかかわらず、ネットで拝見して「ぜひ行かねば!」と決心…

ひとすじなわではいかない(笑)

さて大阪市立美術館を出たあと、急いで天王寺の地下鉄に戻り、大国町で下車。四つ橋線に乗り換えて北加賀屋で下車。ネットでシュミレーションしたら、乗る車両まで書いてあったので、大助かり。おかげでスムーズに来れたじゃないか!と予定時間より早く来ら…

お宝ざくざく。

入口に近かったのでいきなりメインの「国宝 油滴天目茶碗」に遭遇した。 吸い込まれるような虹色の油滴は、宇宙に誘われるよう。これを見ると、とても不思議な気持ちになる。安宅コレクションの、まさに至宝。 その後に有名な中国の名窯「景徳鎮」の名品が続…

お宝へのアプローチ。

天王寺公園前で美術館のチケットを購入し、公園から小径に入る。15年ほど前に、美術館でフェルメール展が開催されたのを記念して「フェルメールの小径」と命名されたが、フェルメールを起想されるものは見当たらない。 しかし、このロマンチックな名前の小…

天王寺はポップ

なんだか気になってしょうがなかった大阪市立美術館の企画展「再発見!大阪の至宝!」を見に行く。本当は来週に行こうと思っていたけど、一番見たかった「油滴天目茶碗」(ポスター左上の宇宙人みたいなまるいの)が、前期展示で17日までだったので、急遽…

対岸は冠雪

昨日はじめて山頂に冠雪をみた。琵琶湖対岸の湖西、比良山系あたり。 そしてまた、なんともいえない空模様。

デジャヴュにくらくら。

小泉元首相の脱原発会見をテレビで見た。 なんかあの「私は正しい!」信念に満ちた身振り手振りに、激しいデジャヴュを覚えてず〜っと引き摺っていたのだが。 今日やっとわかった。 先日さんざん話題にした「宇宙猿人ゴリ」が、唯一の味方、兼信奉者の「ラー…

柿の木を見上げて。

秋模様の柿の木を見上げたら、新しい緑の葉っぱがコンニチワ♪と。 寒いぜ、しかし〜。でも陽のあたる方向に精一杯カラダを伸ばして、季節外れもなんのその、な明るさで、風に吹かれていました。 自分がアンラッキーだとすら思いつかないみたいな暢気さで。

私的イベント終了。

今日は若い(小学生のお母さん)読書会との合同読書会。力及ばずながら私が当番をやらせていただき、まずまずのポップな感じで終了できた。やれやれ。 今回は奇を衒わず王道をゆくチョイス、中島京子さんの『平成大家族』をテキストだったので、読みやすく明…

クローズ、その1

今年になってから、ポスター展や自著の出版やテレビ出演と、ブレイクされていた青空書房店主のさかもとけんいちさん。9月に体調を崩され入院されたときには、どきどきしましたが、復活されたときにはほっとしました。 そしてついに「閉店のお知らせ」が、シ…

今日の新レシピ。

今日のお昼は何が食べたい? とH氏に訪ねたところ、「パスタでいい」との即答。レトルトのソースをかけたりあえたりするだけだから、一番簡単なのをいってくれたのだ。 が、レトルトはミートソースとカルボナーラしか在庫がない。彼はトマトソースもホワイト…

鬼が学ラン中。

夫・H氏が2、3日前から、娘のKちゃんが昨日、今日くらいから、風邪を引き込んでしんどそう。 それでも二人ともお風呂に入り、洗髪し、早々に就寝。 大きな仕事が終わってがっくりしたのとか、急激な気温の変化とか。 今日の私の自主制作はカリンのハチミツ…

中島京子さん調査中。

次回の読書会の参考にするため、中島京子さんのことを調査してみた。 すると、妙にぐっと共感する部分があって「もしかすると、ものすごく私と気が合う方かも!?」と、知れば知るほど気になってくる。しかも中島さんは私より3つだけ年下で、ほぼ同世代だ。…

11月のカレンダー

11月の「池田澄子俳句カレンダー」です。 11月の句は、それぞれに、なんだか余韻がたっぷりで想像が広がっていく。 年をとって急に立ち上がると、膝が付いて行か(け)ないんだ。それを愚痴るんでなく「驚く膝」っていうのが、楽しい。 うめもどきの実が…

山口画伯、暴走中(笑)

いやー、7月から京都新聞に替えて、本当に毎日の新聞小説が楽しみだ。いや、五木寛之先生の本文もさることながら、山口晃画伯の挿絵が、ここんところ暴走が止まらない勢いなのだ(笑) 例によって山口画伯の、「疾走する妄想力」が冴え渡っている。 これは…

村上しいこ講演会 ご案内。

能登川図書館を拠点に活動されている「ルピナスさんの会」主催の「村上しいこさん講演会」です。「ルピナスさんの会」主催事業は、毎回発見のたくさんあるいいイベントなので、おすすめ。小学生対象の「村上しいこの部屋 とっておきの詩、言葉と遊ぼう」も、…

運転手さんも素敵。

今回のちいさな旅は、単なるおでかけ以上の印象的なものだったが、忘れてはいけないのが運転手さんの存在だ。 普通、運転手さんの後のプレートに注意事項として、「運転手にむやみにはなしかけないでください」というものがあるが、「むやみ」ではないにしろ…

下界へ

山の中は自然の力が君臨している。コンクリートですら例外でなく、苔に覆われて自然の一部と化しつつあった。 永源寺ダムのあたりまで。前日まで雨が降った割りには、水が上がっていない。それでもやはり水の色は濁っている。 圧倒的な山。 圧倒的な谷川。と…

木地師資料館

「木地屋民芸品展示資料館」、一般に「木地師資料館」と呼ばれる展示館に入ってみる。 昭和56年に開館した。古い文書がずらりと展示ケースに並べられている。「氏子駈帳」「往来手形」「免許状」などの木地師文書。なにしろ全国の木地師の総元締なので、木…

筒井神社

はやくも11月。 今年は京都秋の特別公開はパス。とくに情熱を持って行きたいと思わなかったので。そのかわり、今日は午前午後それぞれに、久々に友にお会いしに行く。午前はお店を閉められる店主さんのところへ、最後のお買い物に(特に夫のテンション高し…

金龍寺(高松御所)

短いけれども急な石段をのぼり、息をきらせて金龍寺へ。両側の松が、いかにも木地師の祖神らしくほほえましい。 おそれおおくも、こんなやんごとなきお方が、こんなところにお住まい下さるとは!という、村人の思いが膨らんで行くのが目に見えるようだ。 そ…

惟喬(これたか)親王の墓所

惟喬(これたか)親王が祀られている墓所と伝わる石造宝篋印塔。やんごとなき方であるという目印の菊紋。錆びた鉄の閂(かんぬき)が取り付けてある。 やはり村人たちにとっては、また木地師の方達にとっては、敬愛やまない方だったのだろう。大河ドラマの『…

大皇器地祖神社(おおきみきじそじんじゃ)

石の鳥居だが、扁額は木製。鳥居をくぐると、一気に時間の層が厚くなったよう。千年を生きたかもしれない樹々の中へ。 とんでもない巨木がいっぱい! 隣の街灯と比較したらわかるでしょうか? 裂けて、虫食いだらけでボロボロなのに、この威厳! 野生っぽい…

ほんものの工芸品

説明するのを忘れていたが、木地師とは、近世末まで手挽き(二人挽き)・ろくろなどの工具を使って、椀・盆などの木地を造った工人のこと。 ろくろ挽きは、平安時代、文徳天皇の第1皇子であった惟喬(これたか)親王が巻物のひもにヒントを得て考えついたと…

木地師の里は別世界!

君ヶ畑に到着。山、茶畑、ススキ。降りた途端にいきなり感動! 実のところ心の中では「キャー! キャー!」とギャルのように黄色い声を上げていたのだ。 太陽の光が、山にかかったり 陰ったり、自然のパノラマが展開する。 ススキの原のお出迎えで、日本昔話…

永源寺へ!

本当は9月に行くはずだったのだ。 近江八幡内の読書会グループが結集するツアーが、今回は白洲正子の近江かくれ里をたどって、永源寺の木地師の里である君ヶ畑に行くということなので、なんとしてもこれは行かなくては!と、初めて申し込んでみた。 ところ…

葛井寺 その6

さあ、ずっと憧れていた葛井寺の十一面千手千眼観音菩薩さまに、やっとお会いできる! 秘仏なので御開帳は毎月18日。月に一度だけのチャンスをやっとモノにできた。もちろん計画的犯行(?)だ。厨子内ひきこもり期間が25年とか33年とか50年とか、ご…

葛井寺 その5

たぶん本日分の投げ銭収入は、充分に得たであろうえびす顔のおじさんと別れて、本堂に上がらせていただく前にも、写真タイム。 南大門の近くの石畳、紫雲石灯籠とまっすぐに結ばれた場所にあった、青銅のりっぱな灯籠。灯籠みたいなのに「青銅鳥居」と呼ばれ…