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紙魚子の小部屋 パート2 plus はてな版 (2009年9月〜)

平凡な主婦の日常と非日常なおでかけ記録、テレビやラジオや読書の感想文、家族のスクープなどを書いています。

紙魚子(しみこ)のおでかけのあれこれ、ユニークな家族、節操のない読書、テレビやラジオの感想、お買い物などを書いています。

2014-01-01から1年間の記事一覧

細見美術館で仙がい義梵和尚をみる。

思い切って、京都の細見美術館へダッシュで出かける。 秋の京都は大混雑かと思いきや、平日の午前中はさすがに人影まばら。用心して、バスではなく山科から地下鉄を使い、細い路地を通る。歩行者は、たまに修学旅行生のグループや、なんらかの理由で遅れて通…

できることならDVD鑑賞

市内には残念ながらレンタルショップがないので(アヤシげなのはあるかも??)、隣の町まで遠征。 お昼前に、こそっと家を抜けてツタヤへ行き、ドラッグストア・ユタカのカードにツタヤカードが付いていたので、ささっと簡単にカードができました。 レンタ…

「俺はまだ本気出してないだけ」

朝ドラ『マッサン』だけでは、一日の「堤真一摂取量」が足りないので、彼の出ている映画でなんかDVDがないかと検索してみたら、そういえばKちゃんも以前から観たがっていた『俺はまだ本気出してないだけ』に食いついてしまった。 内容はこんなの↓(「映画.co…

アフター青空書房へ

青空書房の坂本さんに会いに、夫婦で大阪の天神橋筋商店街へ。すでにお店は閉められたけど、ご自宅で古書の販売はされているのだ。 環状線の天満のホームで、ハデハデしい電車に遭遇。 「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」(USJ)に行くラッピング電車。 K…

ム印除けのまじないとして

さすがにもうシーズンはとっくに終わったので、あやつのことを話題にしても大丈夫だと思う。なぜか話題にすると「え?お呼びで?」とばかりに出て来ることが多いので、自重していたのだ。 今年は屋内でムカデを見かけることはほぼ無かった。あっても体長2〜…

夢はあとのまつり

ビンボーしてるとき、もしくは大金が必要な時には、気の迷いが出るというか、心に隙ができるというか。 普段は地道に暮らしているのに、「ひとやまあてたい!」という気分がふらりと迷い出てしまうのだ。 それで京都に行った時、衝動的に買ってしまいました…

鳥獣戯画展

10月10日は、リベンジで京都国立博物館『国宝 鳥獣戯画と高山寺』展へ。「予告」の吹き出しがとれて、ウサギさんの本来の言葉がでてきた。 長蛇の列は40分待ち。日除け付きの列なので、助かる。その間、読書に励み、おかげで読書会の課題本を読了する…

京(みやこ)へのいざない展

遅ればせながら、10月3日のお出かけ記事。 秋はチカラを入れた美術館・博物館の企画展が目白押しで、すでに見に行きたいものもいくつか決定しているので、さくさくとこなして行かなければならない。「10月中には、あれとこれと・・・」と考えると、手近…

日本のボレロ

なにげなくBGMとして聞いているNHK-FM。土曜の21時から『クラシックの迷宮』という番組がある。博覧強記な片山杜秀さんがナビをしてくださるパーソナリティだ。 丁度晩ご飯の片付けの時間で、H氏は洗いもの、私はおばあちゃんの就寝前の介助(その後H氏の…

大黒さま

なんとか下山できて、麓まで戻って来た。やれやれ。 向こうに佇む石の人は、シーズンオフのサンタさん? いえいえ、あのお方は大黒さまでは。 ほらね。 この日、私は全くなんにも見てなかったらしい。大黒さまが拳印(右手親指を内に握る=宝印)大黒天とい…

帰りは坂道

多宝塔を眺めた後は、心経堂を横目に見て、芭蕉庵や月見亭を通り過ぎ、琵琶湖の絶景を眺めた。よほど参っていたからか、この辺の写真はない(汗) さて引き返そう。H氏が「階段より楽そうだから」と坂道を探してくれた。登りより下りの方が膝に来ることを知…

多宝塔

さらに石段をのぼって、多宝塔に到着。 こちらには、建久5年(1194)、塔と同時期に制作された大日如来座像がいらっしゃる。 快慶作の重要文化財だ。 表面に漆を塗って玉眼が嵌められ、衣には切金(きりかね)模様がほどこされている、そうだ。 うう、この…

まだのぼる。

いまはまだ、青々とした葉っぱだけど、 まもなく色づくであろう紅葉は、さぞや見事だろう。 庭石のような珪灰石と紅葉のコラボ。 うららかな青空ともマッチ。 下は紫式部供養塔。 芭蕉は、石山寺に滞在したことがあるらしい。「石山の石にたばしる霰(あられ)…

経蔵は校倉造り

三十八所権現社本殿は、珪灰石の上に乗っかっていたんだ。 そしてまたしても石段(泣) 登りきったら、僧・淳祐(じゅんゆう)の筆になる教典が収められた経蔵だ。ほほう、これは。 高床校倉造り、切妻造り、桟瓦葺き。16世紀後期頃の建立らしい。いいなあ〜…

石山寺本堂

本堂は平安時代に一度火災に遭い、20年後に再建されたらしい。『石山寺縁起絵巻』には、藤原道長が僧形で参籠している様子が描かれている。 道長と同じ場所で、紫式部も参籠したことがあるらしい。 絵巻の後で改修されたから形は違うけれど、ここがそうだ…

御影堂と珪灰石

毘沙門堂の向かいにあるのが、御影堂。石山寺開祖・良弁、真言密教開祖・弘法大師、石山寺普賢院に隠棲し、多くの書物を著し、真言密教の事相の発展に寄与し、寺を再興した僧・淳祐(じゅんゆう)の遺影を安置してある。 とくに淳祐さまは足の悪い方だったと…

のぼる!

いや、出かける前から、うすうす(うすうす?)覚悟はしていたんですよ。なんたって「石山」っていうくらいだから、石段は回避できなかろうと。でもやはり、いざ目にすると(汗) ショックのあまり下からの写真を撮るのを忘れる。 途中でH氏が「石段」でない…

プレリュード参拝

いきなりキマシタ! ミラーの寺院解説看板!! やるねえ、石山寺! 向かい側には、ひっそりと彼岸花が。 まっすぐに伸びる石畳の脇には、静かに様々なアトラクション?が。 54帖を一歩ずつね。しかし、ずんずん先を歩くH氏を待たせてはならないと、写真を…

東大門(ひがしだいもん)

現在の本堂は永長元年(1096年)の再建。東大門、多宝塔は鎌倉時代初期、源頼朝の寄進により建てられたものとされ、この頃には現在見るような寺観が整ったと思われる。石山寺は兵火に遭わなかったため、建造物、仏像、経典、文書などの貴重な文化財を多数伝…

初・石山寺詣へ

ほんの5時間ばかりのバス旅の記事に、2週間弱も費やしてしまった。いつものことだけど。 でもこの細かさが、後々検索すると役に立ったりする。帰宅後、旅のリアルタイムでは知らなかったことをブログを書く為に検索していると、新たな発見も沢山あるので膨…

拾翠亭はお公家さんの別荘/2F

お茶室を見た後、二階にあがる。 ここもまた、一段と眺めのいいお部屋ですこと。 ベランダ、ではなく回廊と縁高欄(えんこうらん)。いいねえ。 石垣貼りの障子。そして桟にあるオクラのような模様は、 九条家の裏家紋「丁字七宝」の紋が彫り込まれている。…

拾翠亭はお公家さんの別荘/1F

木立を抜けて到着しました! 「拾翠」の名は、緑の草花を拾い集めるという意味。平安時代に、貴族がのどかな春の日に野辺に出て草花を摘んで楽しんだ、という慣わしに因み名づけられました。また「翠」という字は、みどりの美しい鳥のカワセミという意味も。…

御所から九条邸跡まで

建物はレンガ作りでモダンな近代建築なのに、外側は和風な同志社大学の前を通り過ぎると、向かいは御所。 しかし、御所は広い。そして入口もいっぱいある。 今回は堺町御門より入場。 御所の中より、丸太町通りを垣間みる。次元が異なるような風景。 かつて…

急ぎ足でお茶室を見る。

茶花園でツルコケモモを購入したあと、れんくみさんとはぐれてしまっていた。でも単独行動はいつものことだし、帰り道を急げば追いつけるだろう。 しょうざんの庭園には、京都各地から移築した茶室や屋敷が点在している。 創設者の松山氏は、京都の老朽化した…

茶花園!!

今回の旅では、わりに自由時間が取られているので、さほど忙しくない。とはいえ、がめつく見たい私(たち)は、常にバスへ戻るラストランナー(走れないけど)だ。「しょうざん」は峰玉亭とともに庭園が主役みたいなものだから、さあ、ゴハンが済んだらダラ…

峰玉亭の贅沢

なにげなく廊下にあるこの筒は、遠目から見て「まさかのスツール?」と首を傾げていたが、なんと消火器収納箱だった。 廊下は栃の木の床だった。栃の木肌は裸足で歩くと、とても気持ちがいいですよ! と案内のおじさんがおっしゃったので、「生涯に栃の廊下…

峰玉亭にて

峰玉亭は庭園の中に建ち、しょうざんの創始者・松山政雄氏が1955(昭和30)年に建てられた迎賓館で、数寄屋造の名建築だ。松山氏が大工に細かく指示をして作り上げたが、完成直前に施主は病に倒れ、できあがった峰玉亭を見ずにこの世を去った。宮大工によ…

リゾート地に足跡を記す。

街中から、だんだんと山に向かって行き、蛇行する山道に入り、まるで理想郷のような地へ。ドヴォルザークの『新世界へ』が脳内に流れるような別天地。そりゃそうだ、「リゾート」なんて縁の無い人生だったもんな(笑) あまりに衝撃が大きすぎ、このへんの写…

バスの車窓より

さて花街・島原はここまで。次は、ウールの着物を考案して財をなした故・松山政雄創設者が、「美しい着物をつくるには、美しい環境で」という哲学のもと、作り上げた一大リゾート地「しょうざんリゾート京都」へと北、鷹ケ峯へと向かう。 西大路通を北へ進む…

松の間ふたたび

「網代の間」(天井が網代模様になっている)で特筆すべき場所を書き落としていた。 高いところにある窓にも障子が付いているが、角屋さんのビューポイントとして「障子」は要チェック。それぞれの障子の桟のデザインが、ファッショナブルなのだ。ここでは5…